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高校2年生へ いまやるべき勉強とは⑤

高校2年生へ いまやるべき勉強とは⑤

難関大学への現役合格に向けて「高2までにやっておくべきこと」とは何か

前回までの記事で、高2の終わりまでは、いわゆる3教科(英・国・社)の勉強については学校の定期テストの勉強だけで充分だというお話をしました。そもそも、ほとんどの高校生は定期テストの勉強で精一杯なんですよね。だから、参考書や予備校には手を出さず、定期テスト対策に専念すれば良いという結論でした。

さて、じゃあ、高2が終わるまでは、学校の授業をちゃんと聞いて、定期テストの範囲のお勉強だけをしっかりやっていれば、それで誰もが確実に早慶GMARCHのような難関大学に合格できるかというと、そんなことは無いわけです。

「高2まで学校の勉強はそれなりにちゃんとやっていた」という人たちの間でも、高3になってからは、大きな差がついていきます。

大きな勘違いとして、その差は「学校の勉強に加えて、どれだけ早めに受験勉強を始めたか」だと思われているわけですが、ここに大きな落とし穴があります。何度も繰り返し説明しているとおり、早くから受験勉強を始めれば良いというものではありません。

では、なぜ、高3になって、本格的な受験勉強を始めた後に、大きく伸びる生徒と、伸び悩む生徒に分かれてしまうのか?

彼らの違いはいったいどこにあるのか?

答えを教えましょう。その違いは、
「学校以外の環境で、一般教養・思考力・読解力を地道に身に付けながら育ってきたか否か」にあります。

ここは少し説明が必要ですね。
なかなか目には見えにくい「本物の学力、もしくは、本物の学力につながる土台の能力」が、いかに育まれるか、そしてその能力が大学受験において、どれだけ重要な役割を果たしているか、というお話です。

大学受験で成功したい高1~高2の人は必読です。それから、たまたまこのブログを読んでくれている保護者の方々がいたら、ぜひしっかり目を通して頂きたいと思います。

国公立大学や早慶GMARCHのような難関大学の入試問題で合格点を取るためには、いわゆる「受験勉強」だけをやりまくっても駄目なのです。どんなに英単語や歴史の知識を猛勉強で詰め込んでも、それだけでは点数が取れるようには出来ていません。

どういうことか?

例えば、英語の入試問題。難関大学の英語の入試問題を解くためには、単に英語だけ知っていれば良いというものではありません。難関大学の英語入試では、

「英語で環境問題について論じている」
「英語でアメリカの民主主義政治の課題について論じている」
「英語でジェンダー格差の問題について論じている」

といったように、英語で何かのテーマについて論じているわけです。その文章を理解する際に、英単語や英文法は知っていても、環境や政治経済や社会問題に関する、ある程度の一般常識が頭に入っていなければ、まったく理解できないのです。

英語の文章を日本語に置き換えることはできるかもしれません。でも、予備知識が無ければ、すべて日本語で書かれていても、言っていることがわからない、という状態に陥ります。

たとえば、「化石燃料の使用に伴うCO2の排出量増大により地球が温暖化している」という環境問題の常識を知らない受験生がいたとしましょう。その生徒が地球温暖化問題を論じる英語の文章を読んで、きちんと理解し、合格点を取ることができると思いますか?

なお、これは国語の問題でも生じることです。たとえば将棋のルールをまったく知らない人が、将棋の戦術のセオリーについて論じた日本語の文章をきちんと理解することは可能でしょうか?

結局、文章を理解するためには、英語であれ国語であれ、その言語を知っているかどうかだけではなく、そこで論じられるひとつひとつのテーマについての知識も不可欠だということがお分かりいただけると思います。もし皆さんが新聞を読むのが難しいと感じるなら、それは、日本語を知らないからではなく、社会のことを知らな過ぎるからかもしれません。

このような文章のテーマを理解するうえでの予備知識を、受験の世界では「背景知識」と呼びます。この背景知識というものは、幅広い一般教養と言い換えることもできます。この幅広い一般教養がなければ、英語だろうが国語の現代文だろうが、たとえ語彙や文法を知っていても、文章を理解することはできないのです。

別の見方をすると、難関大学は英語や国語という形をとって、この幅広い一般教養を身に付けてきたかどうかを試している、と言っても過言ではありません。

特に早慶GMARCHレベルの文系の難関大学に合格したいのであれば、「政治、経済、歴史、科学、人間(心理や哲学)、社会問題(環境や格差など)、文化(スポーツや芸術)」といったテーマに関しての幅広い知識と理解が不可欠と言えるでしょう。

高3で伸びる生徒と伸びない生徒の違いは、はっきり言っていこの背景知識の有無なんです。

この背景知識というものは、まず参考書では身に付きません。また、一朝一夕に身に付くもの、猛勉強や詰め込みで身に付くものでもありません。

では、どうやって身に付けるのか?

いよいよ高2までにやるべきことの核心に迫ってきました。この続きは次回の記事でお伝えします。ぜひ最後まで読み切ってくださいね。


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