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高校2年生へ いまやるべき勉強とは③

高校2年生へ いまやるべき勉強とは③

高校2年生が、今すぐ慌てて受験勉強を始めるべきではない3つの理由を紹介しています。その続きです。

理由その② 学校の勉強や部活と重なってしまう

高校2年生はとにかく忙しいです。特に部活をやっている生徒たちは、平日は毎日、練習だけで放課後が埋まってしまうという人が多いと思います。学校の門が閉まる夜7時ギリギリまで練習して、自宅に帰ったら夜8時、食事やお風呂を済ませたらあっという間に夜10時、勉強するとしたら、その後の1~2時間しかない。

でも、まず体力的に部活で疲れてヘトヘト。しかも、まず学校の宿題や予習・復習をやらなければならない。この生活スケジュールで受験勉強を追加するなんて、いったいどうやれば良いのだろう?そんな悩みを抱えている高校2年生はたくさんいらっしゃるはずです。

結論を言います。この状況で受験勉強をスタートするのは無理です。無謀です。もし、それでも無理やり睡眠時間を削って深夜まで勉強を頑張ったらどうなるか?
デメリットのオンパレードです。

1.まず体調を崩す可能性が高まる。
睡眠時間は健康維持の基本中の基本。たった5~6時間の睡眠で、学校での授業を真剣に受けて、部活の練習に全力で取り組み、帰宅後は学校の予習復習に加えて受験勉強をしたら身体を壊します。成功する受験生の睡眠時間の理想は8時間以上。最低でも7時間は必要です。

2.次に、勉強の質が落ちる。
睡眠時間を削って勉強したところで、何も頭に残りません。成果が出る勉強というのはものすごい集中力を必要とします。「疲れも眠気もまったく感じない!絶好調!」という状態で、机に向かわないと、質の高い勉強は出来ないのです。疲れているのに無理して勉強しても「2時間勉強した」という事実と自己満足が残るだけです。その自己満足も、いずれ成果がまったく出ないことが分かったときに、無力感と絶望感と徒労感に変わるでしょう。だったら何もしない方がましです。

3.さらに受験勉強の成果が出ないだけでなく、学校の成績も下がります。
学校の授業でやっている範囲(高2だと応用範囲が中心)と受験勉強の範囲(まずは基礎のやり直しが中心)は、多くの場合リンクしないので、まったく別々の勉強をやることになってしまいます。これを受験業界では「ダブルカリキュラム」と呼び、非効率な勉強方法として認識されています。おそらく、部活が忙しいと、学校の予習復習、定期テスト対策さえ、充分に出来ていない生徒が大多数です。そこに受験勉強を加えると、ただでさえ不充分だった学校の勉強がますます疎かになってしまうわけです。

このダブルカリキュラムの弊害は、ぜひよく考慮する必要があります。自宅での受験勉強だけでなく予備校通いも要注意です。高校1~2年生で、学校の成績が中学の時より下がってきて「やばい…」と焦って、塾や予備校に通い始めたところ、ますます成績が下がってしまう、という悪循環に陥っている高校生もたくさんいます。「成績が下がってきたから塾に行かなきゃ」という発想をしてしまっている時点で、実は対処法が間違っているのです。これは保護者の方も要注意です。保護者の方がお子さんを無理やり塾に入れさせて失敗しているご家庭をたくさん見てきました。成績はお金では買えません。

4.ついでに部活の質も落ちるでしょう。
睡眠不足で疲労を蓄積し続けていくと、スポーツであれ吹奏楽やダンスのような文化部であれ、パフォーマンスは確実に落ちます。レギュラーが取れない、チームメイトに迷惑をかける、大事な試合や発表会で負けてしまうetc.

そんなわけで、とにかく、忙しい高校2年生が、無理して受験勉強を始めても、成果が出ないばかりか、ますます学校の成績が下がったり、部活がうまく行かなくなったりなど、良いことはひとつもありません。だから焦って、慌てて受験勉強を始めて欲しくはないのです。

では、どうすれば良いのか?
何もしなければ良い、というわけではありません。
次の記事で、3つ目の理由と合わせて、高校2年生の皆さんが、受験に向けて、何をどう頑張れば良いのかお伝えしようと思います。



ちなみに…
「勉強すればするほど、成績が下がる」
このような状況を「逆説(=パラドックス)」と呼びます。

逆説とは「一見、矛盾するようで、矛盾していないこと」を指します。「急がば回れ」なんていうことわざも逆説の代表例です。世の中にはこのような現象は身近にたくさん存在します。逆説は現代文における重要キーワードの一つなので、せっかくなのですから、ここで覚えておきましょうね。


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